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子どもの集中力が続かない?!小学生の親必見!

子どもに勉強をやらせても続かない。集中力がないわ。

 

机に座らせてもすぐに椅子から降りたり、違うことを始めたりするのを見て「うちの子は集中力がないわ」と思ったことはありませんか?

 

 

小学生の集中力はなぜ続かないのでしょう。

集中力とは1つのことに注意を向ける力のこと。

 

小学生の集中力がない理由、集中力がない子どもへの対応についてまとめました。

 

 

小学生の集中力がない理由ってあるの?

 

①小学生の集中力はそもそも短いのです!

子どもの集中力は15分程度と言われています。

小学校低学年の場合は、年齢+1分程度が集中できる時間、という意見もあります。

 

もちろん個人差はありますが、小学生が集中できる時間はかなり短いと言えます。

 

「でも小学校の授業は45分でしょ?それくらい集中できるんじゃ?」

と考えがちですが、実際小学生が45分ずっと集中することはできません。

 

15分ごとに学習時間を区切った授業を行うことが効果的な学力向上につながる取り組みであることも発表されています。

 

○15分×3のモジュール学習「集中タイム」の導入
平成19年度全国学力・学習状況調査の結果においては,平均正答率が全国平均を下回るなど課題がみられたことから,授業改善の方策として「モジュール学習」を導入し,児童の基礎的・基本的な知識・技能の定着を図った。(中略)

(集中タイムに取り組んだ児童の感想)
・ みんなで声を合わせて読むのが楽しい。(音読)
・ 一文一文はっきり読め,リズムを合わせて速く読めるようになった。(音読)
・ 記録(速さ,丁寧さ)が高まっていくと楽しい。(書く活動)

引用元:国立教育政策研究所「7 基礎的・基本的な知識・技能を定着させる取組の実践例」

 

 

机に向かっている=物事に集中している時間、と考えずに

子どもが勉強や工作を取り組む様子を観察し、実際にどれくらいの時間集中しているのかを確認することができます。

 

②睡眠時間の不足

共働き、習い事、また就寝前にテレビやゲームをする子どもが増えており、子どもの就寝時間をどの年代でも遅くなっています。

 

午後10時以降に起きていると回答した385人のうち、もっとも多かったのがテレビ(33.8%)、これにインターネット(18.4%)、ゲーム(12.2%)、勉強(7.8%)、家族との会話(7.3%)と続く。

引用元:学研教育総合研究所「小学生白書 WEB版『小学生の生活・学習・グローバル意識に関する調査』」

 

 

また、寝る直前に画面の明るい光を目に入れると、布団に入ってもすぐに眠れず睡眠不足に陥ります。

 

子ども本人は「睡眠時間が足りない」から集中できないんだ、ということに気づくことができません。

そのまま放置しておくと、だんだんと授業について行けなくなったり、体調不良につながることもあります。

 

 

集中力がない小学生の特徴

 

うちの子は集中力があるのか?気になるところですよね。

集中力がない子どもの特徴としては、机が散らかっている、物事が中途半端になる、ということが挙げられます。

 

集中力がないと注意の対象が次々と移っていきます

すると机の上が散らかってしまいます。

 

例えば、色えんぴつでお絵かきをはじめ、片づけずに折り紙を折り、親から言われてその上で漢字練習を始める・・・。

机の上はどのような状態になるでしょうか。

 

しかも途中で他のものに意識が行ってしまうため、1つのことが完結していません。

物事が中途半端だと、物事をやり遂げる達成感を味わうことができません。

 

達成感を味わうことは子どもの情緒や主体性を伸ばすことにつながり、集中力を伸ばすうえでも非常に重要な要素となります。

 

では、どうしたら良いのでしょう?

 

集中力がない小学生への対処法3!

 

①親子で協力して環境づくり

 

子どもの多くは勉強よりも遊ぶことの方が大好きです。

 

そのためマンガやゲームが視界にあれば、すぐそちらに気を取られてしまいます。

 

自分で片付けができる子どもは少ないため、まずは親が協力して環境づくりをしてあげましょう。

 

マンガやゲームを置かないことのほかに、今取り組む科目以外も置かないことが理想的です。

他の科目の教科書があるとつい読んでしまう、という子どももいます。

 

子どもの様子を観察したり、子どもと話し合ってみて、これなら集中しやすいね、という環境を一緒に作っていきましょう。

 

 

②生活習慣を整える

 

集中力を養うのに、整った生活習慣は重要です。

 

まずは食事を3食きちんと食べましょう。

 

学校で授業に集中するには朝食が不可欠です。

 

 

また、睡眠不足は集中力がなくなる大きな要因となります。

 

子どもの場合、適切な睡眠時間は低学年では10時間程度、高学年では8時間程度とされています。

そのためには、就寝時間と起床時間をしっかりと決め、充分な睡眠を確保するよう心がけましょう。

 

また、一日のスケジュールを明確に定め、ルーティン化することも重要です。

これにより、子どもは次の行動を予測しやすくなり、安定した心で日々を過ごすことができます。

 

➂小さな目標と達成を一緒に積み重ねる

子どもに長い時間勉強させたい、思っている方は多いと思いますが、

短い時間で区切って休憩を挟んだほうが効率がいいことが分かっています。

 

「15分×3 (計45分)学習」グループは休憩を挟むことでガンマ波のパワーが回復。

学習時間を通して集中力は一定のレベルを維持

 

短い時間の学習のあとに休憩・リフレッシュを挟むことで集中力を維持している時間を増やし、少ない学習時間でも同等以上の点数を出すことが出来たと考えられる。

引用元:PRTIMES「学習時間を細かく分けた「45分」で「60分」と同等以上の学習効果を発揮 “長時間学習”よりも短時間集中の“積み上げ型学習”が有効であった」

 

まずは短い時間で区切って机に座らせましょう。

はじめは15分ずっと勉強するのは難しいので、15分座っていられたら褒めてあげましょう。

まずは小さな目標から達成することが大事です。

 

15分が難しいようであれば、5分、10分でも構いません。

 

小さな成功体験を積み重ねていき、親がほめて、一緒に喜んであげることで子どもの集中力が養われていきます。

 

まとめ

 

子供は非常に好奇心旺盛です。

大人にとっては些細なことでも、「あれは何だろう?」と気になり、興味を持ちます。

 

ただし、親の行動によって集中力を維持することができます。集中しやすい環境を整えたり、時間を短く区切ったりすることが大切です。

 

子供は集中力が限られているため、「あなたは集中力がない」と言いたくなることもあるかもしれません。

 

しかし、そうすると逆に集中力を養う機会を逃してしまい、ますます注意散漫になります。

 

まずは子供と同じ視点で物事を見つめることが大切です。そして、短い時間でも「集中できた!」という成功体験を積ませ、物事に夢中になる楽しさを味わわせることに心を配りましょう。

 

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